【619日目】書籍「世界自然遺産 屋久島 花暦 花の旅」を読んだ

2024年1月19日(金)、13時に起きた。雨が降っていたので、散歩には出なかった。

 

図書室から借りている本を読んだ。本のタイトルは「世界自然遺産 屋久島 花暦 花の旅」。1999年に発行された書籍で、著者は青山潤三さんだ。

 

この本では、屋久島で目にする植物を紹介している。図鑑というよりも、ガイドブックに近い構成で、観光客におすすめしたくなる一冊だ。

 

印象深い記述が2つあった。

 

ひとつはカンツワブキという植物について。「屋久島低地産植物の最重要種」と著者は書いている。私は普段、低地の植物ばかり撮影しているが、カンツワブキを目撃したことはない。最重要種であるなら、ぜひ一度見てみたいと思った。

 

もうひとつ印象に残った記述は、次の通り。「名にとらわれず実をとるならば縄文杉へも宮之浦岳へも行く必要はないと思う。屋久杉は山に入ればどこででも見られるし、無名の屋久杉に自分の感性で相対してこそ本物の感動が生まれるはずである」。著者からの大変力強いメッセージだ。

 

縄文杉をはじめとして、名前のついた屋久杉が島内にはたくさんある。そういった場所では、観光客がありがたげに写真を撮っている。個人的には、観光客の姿勢も尊重したいし、著者の主張も胸に刻みたいと思う。

縄文杉

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