2022年8月19日(金)、13時に起きた。日中は断続的に大雨が降っていた。自宅内にいた私としては過ごしやすい天気だった。冷房をつけずに、窓を開放した。
18時手前から、雨上がりの宮之浦を散歩した。山のあちこちから、白い水蒸気の塊が湧き出ていた。しばらく晴れの日が続いていたから、こんな景色を見るのは久しぶりだ。
「こんな日は虹が見えるのでは」。そう思い、東の空に目を移すと、うっすらと虹が出ていた。周りの人は気付いていないようだった。
10分も経たないうちに、虹の鮮明さは増した。周りにいた観光客も気付き、スマートフォンで撮影していた。
屋久島に来てから何度も虹を見た。5日前にも目撃した。雨の多い島だから、虹に遭遇する可能性が高いのは当然だ。
ただし、雨のない日にも目撃している。その理由をウェブサイトで調べたが、納得できる解説は見当たらなかった。
調査の過程で別の知識を取得した。濃い虹の外側に出ている、薄い虹の存在だ。濃いものを主虹、薄いものを副虹と呼ぶらしい。ウェブサイトを読み、原理も理解した。
副虹の特徴は、主虹と色の順番が逆になること。確かに、今日見た副虹も赤色の帯が内側にあった。とても面白い現象だ。