2022年10月12日(水)、午前11時に起きた。雨が降らないのが不思議なほど、どんよりした天気だった。海から吹く強風に煽られて、宮之浦川には白波が立っていた。
15時半から散歩に出て、宮之浦地区を歩いた。高台にある野球場の付近では、ハクセキレイに遭遇した。首都圏ではよく見かけたが、屋久島で目撃するのは初めてだ。トコトコと歩く姿を見て、懐かしく感じた。
宮之浦川沿いの道で、見知らぬ虫に出会った。虫の羽は黒とオレンジで、胴体には青い光沢がある。
この虫は蛾の一種で、名前はキオビエダシャク。鹿児島県のウェブサイトによると、日本では主に奄美大島以南の南西諸島に分布し、近年は九州本土でも定着している。
個人的には「美しい蛾だ」と思ったが、世間的には嫌われているようだ。Googleで「キオビエダシャク」と検索すると、害虫被害に関するウェブサイトがずらりと並ぶ。幼虫がイヌマキやナギの葉を食べるそうだ。それによって木が枯死することもあるという。