【179日目】水鳥の研究

2022年11月5日(土)、午前3時に寝て、13時に起きた。早稲田大学と慶応義塾大学による野球の試合をウェブで観戦した。「早慶戦」と呼ばれる伝統の一戦は、どちらが勝ってもおかしくない緊迫した試合だった。

 

私が散歩に出たのは、16時過ぎから。宮之浦川沿いを歩いた。穏やかな秋空とは対照的に、街の一角は殺伐としていた。数羽のトビが、カラスの集団と喧嘩していたからだ。街じゅうのカラスが騒ぎを察知し、戦いに加わっていた。

宮之浦の上空でトビとカラスが喧嘩している様子
散歩中、キジバトを目撃した
今日の宮之浦川。16時20分に撮影

 

最近よく見るオオバンは、宮之浦川に定着したようだ。今日も、岸辺に上がったり、川を泳いだりしていた。

宮之浦川の岸辺にいたオオバン

 

水鳥に関する面白い論文を見つけた。「都市の中小河川の河川横断構造が水鳥の個体数および多様度に与える影響」という論文だ。2019年の「野生生物と社会」第6巻第2号に収録されている。著者は、明治大学大学院の金森充晃らだ。

 

この研究は、水鳥がどんな川にいるのかを定量的に分析している。調査地は、野川・仙川・善福寺川・神田川といった、東京の河川。分析の結果、サギの仲間やコガモは閉鎖的な川を、オナガガモやマガモは開放的な川を選ぶことが分かったようだ。

野川の風景。以前、散歩した際に撮影した

 

分析方法は難しげだが、その前に実施した調査の方法はシンプルだった。川沿いをゆっくり歩き、鳥の数などを記録したという。調査の時間帯は午前6時〜13時までの間。冬は大変だったろうが、とても楽しそうな研究だ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です