2022年11月13日(日)、午前5時に寝て、午前8時に起きた。暇な日々を過ごしているのに、体は疲れているようだ。まぶたが片方だけ二重になり、背中の筋肉はじんわり張っている。
散歩に出たのは、午前10時半過ぎから。宮之浦の街には小粒の雨が降っていた。謎の生き物たちが、海岸の消波ブロックにへばりついていて不気味だった。
散歩後、私は本を読んだ。本のタイトルは、「禁断の魔術」。東野圭吾さんによる中短編小説集で、いわゆる「ガリレオ」シリーズの1つだ。
同シリーズの「沈黙のパレード」と同様、禁断の魔術もとても面白い作品だった。
自らの語彙力を基準にすると、東野さんの文章はちょうどよい。私の知らない表現が、程よい頻度で使われているからだ。禁断の魔術では例えば、「怪気炎」「唾棄」といった言葉が出てきた。