2022年12月10日(土)、午前3時半に起きた。夕方、見知らぬ女性が自宅に来た。消防団の活動費を集めるためだ。私が2000円を渡した後、女性は職業を尋ねてきた。私は「働いてない」と一応答えたが、今振り返ると、答える必要はなかったと思う。
散歩に出たのは午前12時半から。宮之浦川の周りや、雑木林沿いの道を歩いた。
1回の散歩としては出来過ぎなほど、発見がたくさんあった。まず目撃したのはアオジという小鳥。黄色がかった体が落ち葉に紛れ、存在感は薄かった。
林の斜面にいたのは、数匹のサワガニ。斜面にある小さな穴から、ひょっこりと顔を出していた。夏には大量のサワガニが道端を歩いていたが、今の季節はおとなしくなった。
斜面には草の実もある。なかでも、ツルソバという植物が可憐だった。白い花と一緒に、紫の小さな実がなっていた。
散歩の締めくくりは、ウミガメとの遭遇だ。場所は宮之浦川の下流。ウミガメは水面の上に顔を出したり、川底にとどまったり、ゆったりと過ごしていた。