【262日目】福岡に上陸

2023年1月27日(金)、午前0時半に福岡に着いた。午前3時半に寝て、午前8時半に起きた。今日から泊まるホテルは、天神地区の南に位置している。博多駅にも徒歩で行ける場所だ。

 

私は13時半ごろから散歩に出た。凍てつくような寒さのなか、大濠公園や福岡城跡などを巡った。

福岡城跡の天守台から見た景色。左に福岡タワー、右に福岡PayPayドームが写っている
福岡城跡の天守台から天神方面を眺める。右上に写っているように、福岡では飛行機がビルの近くを飛ぶ
アクロス福岡。福岡のなかで最も行きたかった場所だ。冬なのに、葉っぱは意外と多く残っていた

 

公園に大量の鳥

福岡で最も驚いたのは水鳥の多さだ。大濠公園の池では、カモの仲間やユリカモメなど大量の鳥を目撃した。

大濠公園の水鳥。キンクロハジロやホシハジロなど
大濠公園で目撃したウの群れ。ユリカモメも交じっていた
雪が舞った大濠公園

 

大濠公園の隣にある舞鶴公園では、カルガモの群れやカワセミなどに遭遇。シロハラやツグミなど、水鳥以外の姿もあった。

舞鶴公園の広場にいたカルガモの群れ。数十羽が芝生を歩いていた
舞鶴公園の堀にいたカワセミ
舞鶴公園の堀

 

だが、地元の人からすると、野鳥は量・種類ともに減っているという。公園の木の伐採が原因だそうだ。

 

この情報は私が直接聞いたわけではなく、市民センターを訪れた際に知った。そこでは野鳥の写真が展示されていて、撮影者のコメントも眺めることができた。野鳥減少の実情とともに、自然保全を訴える声が掲載されていた。

 

天神ビッグバン

天神地区は建設ラッシュに沸いている。私は散歩中、いたるところで大規模な建築現場を目撃した。

 

いずれの現場も「天神ビッグバン」という看板を掲げていた。天神ビッグバンは、福岡市が進める再開発促進事業だ。民間ビルの更新を促し、総延べ面積や雇用者数を大幅に増やすという。

天神ビッグバンの掲示

 

この事業の規制緩和第1号として、「天神ビジネスセンター」が一昨年完成した。私は散歩中、このビルをすぐに発見できた。削り取られたような低層部分が目印になっているからだ。

左に写っているガラス張りの建物が、天神ビジネスセンター。福岡地所が開発した、高さ約89mのオフィスビルだ。同社のリリースによると、建築デザインは重松象平/OMA、基本設計は日本設計、実施設計・施工は前田建設工業が手掛けた

 

ご当地の麺

うどんチェーン「ウエスト」を訪れた。ホテルの近くにある渡辺通り店だ。コシはないが、もちもちしている不思議なうどんだった。とても美味しかった。

「ウエスト」のうどん

 

渡辺通り店はなんと24時間営業している。うどんだけでなく、ハイボールや生ビール、冷奴など、居酒屋の定番メニューも注文できる。私の訪れた深夜1時には、1人で食べているお客さんのほかに、飲み会を楽しむ人たちもいた。

 

夕方には、「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」というお店で博多ラーメンを食べた。注文したラーメン定食は、チャーハンと餃子もついて税込み780円だった。

「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」のラーメン

 

寒さから解放された嬉しさが大きく、スープの味はいまいち覚えていない。とにかく美味しかった。麺は平たい。博多ラーメンを食べるのが久しぶりだったので、麺の硬さを指定しそびれた。ほかのお客さんのように、「バリカタ」と言えばよかった。

 

街角の景色

福岡到着後すぐ気付いたのは、自転車が多く走っていることだ。深夜の大都会にもかかわらず、老若男女が自転車で私の横をさっそうと走っていく。他の都市と比べて、駐輪場も多い気がする。

 

もう1つ特徴的なのは、アジア人観光客を頻繁に見かけることだ。まちなかでは、韓国人と思しき若者たちを目撃した。ホテルの朝食会場でも外国人が元気に喋っていた。東南アジア系もしくは中国系、どちらかのグループだった。

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