2023年1月27日(金)、午前0時半に福岡に着いた。午前3時半に寝て、午前8時半に起きた。今日から泊まるホテルは、天神地区の南に位置している。博多駅にも徒歩で行ける場所だ。
私は13時半ごろから散歩に出た。凍てつくような寒さのなか、大濠公園や福岡城跡などを巡った。
公園に大量の鳥
福岡で最も驚いたのは水鳥の多さだ。大濠公園の池では、カモの仲間やユリカモメなど大量の鳥を目撃した。
大濠公園の隣にある舞鶴公園では、カルガモの群れやカワセミなどに遭遇。シロハラやツグミなど、水鳥以外の姿もあった。
だが、地元の人からすると、野鳥は量・種類ともに減っているという。公園の木の伐採が原因だそうだ。
この情報は私が直接聞いたわけではなく、市民センターを訪れた際に知った。そこでは野鳥の写真が展示されていて、撮影者のコメントも眺めることができた。野鳥減少の実情とともに、自然保全を訴える声が掲載されていた。
天神ビッグバン
天神地区は建設ラッシュに沸いている。私は散歩中、いたるところで大規模な建築現場を目撃した。
いずれの現場も「天神ビッグバン」という看板を掲げていた。天神ビッグバンは、福岡市が進める再開発促進事業だ。民間ビルの更新を促し、総延べ面積や雇用者数を大幅に増やすという。
この事業の規制緩和第1号として、「天神ビジネスセンター」が一昨年完成した。私は散歩中、このビルをすぐに発見できた。削り取られたような低層部分が目印になっているからだ。
ご当地の麺
うどんチェーン「ウエスト」を訪れた。ホテルの近くにある渡辺通り店だ。コシはないが、もちもちしている不思議なうどんだった。とても美味しかった。
渡辺通り店はなんと24時間営業している。うどんだけでなく、ハイボールや生ビール、冷奴など、居酒屋の定番メニューも注文できる。私の訪れた深夜1時には、1人で食べているお客さんのほかに、飲み会を楽しむ人たちもいた。
夕方には、「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」というお店で博多ラーメンを食べた。注文したラーメン定食は、チャーハンと餃子もついて税込み780円だった。
寒さから解放された嬉しさが大きく、スープの味はいまいち覚えていない。とにかく美味しかった。麺は平たい。博多ラーメンを食べるのが久しぶりだったので、麺の硬さを指定しそびれた。ほかのお客さんのように、「バリカタ」と言えばよかった。
街角の景色
福岡到着後すぐ気付いたのは、自転車が多く走っていることだ。深夜の大都会にもかかわらず、老若男女が自転車で私の横をさっそうと走っていく。他の都市と比べて、駐輪場も多い気がする。
もう1つ特徴的なのは、アジア人観光客を頻繁に見かけることだ。まちなかでは、韓国人と思しき若者たちを目撃した。ホテルの朝食会場でも外国人が元気に喋っていた。東南アジア系もしくは中国系、どちらかのグループだった。