【455日目】丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

2023年8月8日(火)、午前6時半に起きた。旅行2日目の今日は、午前9時半にJR京都駅を出発した。4時間ほど電車に揺られて、香川県のJR丸亀駅に到着。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館を訪れた。

 

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は丸亀駅の目の前に立っている。美術館としては珍しい立地だろう。建物の設計は、美術館建築の名手である谷口吉生さんが手掛けた。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館から見た景色。左に写っている白い建物がJR丸亀駅

 

この美術館は、正面の外観が特徴的だ。門型の構造物がすっとはりだし、その奥に壁画がそびえている。壁画は親しみやすいデザインだが、建物全体の迫力からは現代美術の敷居の高さを感じた。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の壁画
壁画を拡大した写真

 

建物内部は洗練された雰囲気で、作品の鑑賞を妨げる要素が一つもなかった。特に2階の展示室。箱型の吹き抜け空間が広がり、天井付近の開口部からは柔らかい自然光が入ってくる。

2階の展示室。建物はもちろん、ソファも美しい
1階も素晴らしかった

 

建築以外の要素としては、企画展の展示が印象的だった。企画展のタイトルは、「中園孔二 ソウルメイト」。2015年に25歳で亡くなった画家・中園孔二を取り上げ、約200点の作品を展示していた。

 

この企画展を実施していたのは、3階の展示室だ。私の体感では、25mプールくらいの広さだった。そこに、絵画がびっしりと並んでいた。作品ごとの説明書きはなかったが、それがかえって、自由な気持ちで鑑賞するのに好都合だった。

企画展の様子。この写真には写っていないが、画家の蔵書なども展示していた

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