【458日目】大分県立美術館と熊本城

2023年8月11日(金)、午前8時ごろに起きた。午前9時半ごろに大分市内のホテルを出て、大分県立美術館を訪れた。午後は電車に乗り、JR熊本駅へ向かった。夜の熊本城を楽しんだ。

 

大分県立美術館

大分県立美術館では、3つの展示会を見てまわった。そのうちの1つ、「此君礼賛」という展示で見た、竹工芸の繊細さと力強さに驚いた。

展示会のポスター

 

美術館の建物は、全体的に明るかった。ガラス張りの外壁や、1・2階を貫く吹き抜けなどが、開放的な雰囲気を作り出していた。

大分県立美術館の内観。左側が2階で、右側が1・2階を貫く吹き抜け
大分県立美術館の3階。曲面を描く天井が魅力的

 

外観で特徴的な部分は、上層の壁だ。水平・垂直・斜めの木材が整然と並び、独特な模様をつくりだしている。大分市のウェブサイトによると、「大分の伝統的な竹工芸のようなパターンの意匠」だそうだ。

大分県立美術館の外観
建物内部から見た木材。構造・設備設計を手掛けたアラップのウェブサイトによると、鉄骨柱の耐火被覆のほか、耐震ブレースとして木材を使用しているそうだ

 

熊本城

私は今日を含めて3回、熊本城を訪れたことがある。前回は、熊本地震から3年が経った2019年だ。

 

今の熊本城は19年当時と比べて、いろいろ変わっている。その1つが特別見学通路だ。20年に完成した空中回廊で、通路上からは天守閣や櫓などを眺めることができる。

写真中央から左側にかけて写っているのが、特別見学通路
夜の特別見学通路は、手すりの下がやわらかく光り、お洒落な雰囲気だった

 

もう1つ変わったポイントが、天守閣内部だ。19年当時は入ることができなかったが、21年からは公開している。博物館のような本格的な展示が続き、良くも悪くも、城内とは思えない空間だった。

 

私のなかでは、地震対策の展示が印象に残っている。オイルダンパーや摩擦ダンパー、耐震補強壁といった対策を公開するだけでなく、それらに関する解説も掲示していた。特に、耐震補強壁の解説は勉強になった。

熊本城内にある、摩擦ダンパーとオイルダンパー
熊本城内にある、鋳鉄ブロックの耐震補強壁。城内にあった解説によると、小型の鋳鉄ブロックを積み上げて、既存躯体と強固に接着させている。狭いスペースで施工することや、騒音・振動の原因となる工事を省くことが可能

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