【464日目】旅の余談part4〜被災した城を訪ねて〜

2023年8月17日(木)、午前12時半に起きた。鹿児島代表の神村学園が、夏の甲子園でベスト8進出を決めた。ぜひ決勝まで勝ち進み、私の地元である神奈川の代表と激突してほしい。

 

旅行の振り返りは、今日で最後にする。9日に訪れた丸亀城と、11日に訪れた熊本城について記す。

 

2つの城の共通点は、2010年代後半に被災したことだ。丸亀城は大雨、熊本城は地震の被害を受けた。どちらの城も復旧は終わっていない。

丸亀城の復旧現場
熊本城の復旧現場

 

丸亀城と熊本城の違いは、復旧状況の見せ方だ。丸亀城の主な見学コースは被災現場と離れている。一方、熊本城では被災現場のすぐ横に見学コースがある。

 

こうした違いが生じている要因の1つは、被害範囲の差だろう。被害が広範に及んだ熊本城と違い、丸亀城の被災した箇所は限定的だ。見学コースから遠ざかってしまうのは致し方ない。

丸亀城の案内図。主な見学コースは地図の下側から中央にかけて。復旧箇所は上側にある。私が復旧現場を訪れたとき、現場を見学している人は誰もいなかった

 

違いを生み出しているもう1つの要因は、熊本城の空中回廊だ。地震後に完成した通路で、被災状況を見やすくしている。地元の人にとっては辛い場所かもしれないが、熊本県外からきた私にとっては、文化財の復旧について考えさせてくれる意義深い道だった。

熊本城の空中回廊
空中回廊から見た被災状況

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