2022年7月29日(金)、午前11時に起床した。生ごみをまとめていた袋から、赤褐色の液体が漏れていた。気分が悪かった。
散歩に出かけたのは、14時手前から。銀行で手続きを済ませた後、宮之浦川沿いを歩いた。この時間帯は水位が低く、川の端に陸地が現れていた。海岸に現れる干潟のような場所だ。
岸辺の土には無数の穴が空いている。中から顔を出したのは、茶色い小さなカニだ。土の上を縦横無尽に駆け回っていた。胴体や脚の模様は、砂の色合いに限りなく近い。
別のカニのことを思い出した。以前、屋久島の田代海岸で見つけたものだ。そこのカニも砂に擬態していた。だが、宮之浦川のカニよりは白い。恐らく、川の砂より海岸の砂の方が白いから、生き物の体にも違いが生まれるのだろう。個人的には面白い発見だった。
日中はいつも通り、漢検準1級や気象予報士の試験勉強を進めた。「坂の上の雲」の5巻も読んだ。
台風5号が屋久島付近を通過している。大雨が降る夕方、町内放送で台風関連の情報をアナウンスしていた。明日は買い物に行く予定だが、食品はスーパーに届いているだろうか。ちょっと心配だ。