2022年8月7日(日)、夜更かしをした。12時に寝て18時に起きた。今日は、屋久島ご神山祭りの最終日。会場に向かう人達が街中をぞろぞろと歩いていた。
20時に家を出た。祭りの後半にある花火大会を鑑賞するためだ。向かった先は、益救神社付近の堤防。宮之浦の入り江や山並み、祭り会場の火之上山埠頭を一望できる。花火の明かりが海面や山肌を照らすのではないかと期待していた。
20時40分ごろ、埠頭の方角からかすかにカウントダウンの声が聴こえ始めた。次の瞬間、最初の花火が上がった。
花火は約20分間、休憩をほとんど挟まず、夜空を彩り続けた。打ち上げ場所は埠頭の先端付近。山肌を露わにするほどの明るさはなかったが、入り江は花火の色に染まっていた。
私が訪れた堤防は、地元住民の中でも有名な場所のようだ。打ち上げ開始の20分前には、すでに10組ほどが堤防の上に座って待機していた。
驚いたのは、見物客の一部が自前の梯子を持参していたことだ。花火を見るためにそんな道具まで持ち出すとは。大変恐れ入った。
なぜ自前の梯子があると便利なのか、補足する。梯子は高さ3mほどの堤防を登るために必要だ。供用のものを使うこともできる。
ただし、この梯子は設置場所を動かせないため、登った後が大変だ。良さげな観覧場所まで、幅の狭い堤防の上を歩かなければならない。すぐ横は海だから余計に怖い。その点、自前の梯子であれば観覧場所の近くに置けるため、危険な道を歩く必要がなくなる。
花火大会の後、会場では抽選会を開いていたようだ。その催し物をもって、2日間の祭りが終了する。
帰り道、10人ほどの男女を見かけた。橋の上でたむろし、祭りの終わりを惜しむように談笑していた。