【109日目】カツオドリと共に

2022年8月27日(土)、午前3時半過ぎに起きた。カプセルホテルを出て、種子島の西之表港へ向かった。午前4時半、屋久島行きのフェリーに乗り込み、出航を待った。

夜明け前の種子島の街並み

 

フェリーの名前は、「はいびすかす」。種子島を経由して、鹿児島〜屋久島間を往復している。同じ区間を運航している他のフェリーと比べて、値段が大幅に安い。屋久島〜種子島の往復運賃(2等、大人)は4300円だ。

 

午前5時、はいびすかすは種子島を出発した。私以外の乗客は4人しか見当たらない。ほとんどの人が床に寝そべり、毛布にくるまっていた。目が冴えていた私は甲板で過ごした。

 

印象的だったのは、カツオドリの飛翔姿。我々を先導するかのように、1羽のカツオドリがフェリーの正面を旋回していた。途中からは、2羽に増えた。つがいかと思ったが、どちらもメスだった。

フェリーとともに飛翔する、メスのカツオドリ

 

種子島の空は朝焼けに染まっていた。一方、進路正面に見える屋久島は、曇天の空模様。谷間から水蒸気が溢れ出て、山の輪郭を白く縁取っていた。

夜明けを迎えた種子島の空
フェリーから見た屋久島の景色

 

小雨がぱらつくなか、午前7時過ぎ、屋久島に着いた。宮之浦港には潮の香りと埃が混ざったような、不気味な臭いが漂っていた。

宮之浦港に到着したフェリー。右にうっすらと、種子島の陸地が見える

 

自宅に戻った途端、眠気が襲ってきた。午前10時半に寝て18時に起きた。

今日の宮之浦川。午前7時43分に撮影

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