【127日目】薄明光線

2022年9月14日(水)、午前8時に目が覚めた。太平洋で台風14号が発生した。報道を見る限り、今週末に屋久島を直撃する恐れがある。そうなれば、フェリーが欠航し、スーパーは品不足に陥るだろう。困った。

今日の宮之浦川。14時44分に撮影

 

散歩に出たのは、14時半ごろから。宮之浦川沿いの森を散策した。以前訪れた時よりも、川の流れは激しかった。昨日までの雨が川に流れ込んだのだろう。森では、ヤマガラやヒヨドリが鳴き声を響かせていた。

2羽のヤマガラ。この写真の直後、下にいる鳥が上の鳥を追いかける
宮之浦川の中流の様子
9月10日に見た宮之浦川の中流の様子。今日よりも水量が少なく、水しぶきもさほど立っていない

 

最近よく見る小鳥にも出会った。樹皮に似た色の羽を持ち、胸に斑紋がある鳥だ。全く自信はないが、キビタキのメスもしくは若鳥ではないだろうか。できれば、ド派手な体を持つオスのキビタキに会いたいのだが、なかなかその望みは叶わない。

宮之浦川沿いの森にいた小鳥

 

天気の話に変わる。「すごすぎる天気の図鑑」を読むなかで、薄明光線という現象を知った。この現象では、空のなかで明るい部分と暗い部分がくっきりと分かれる。積乱雲などの背の高い雲が、太陽光を部分的に遮ることで発生するようだ。

 

この現象が気になったのは、先月末、屋久島行きの船の上で目撃したからだ。種子島の見える東の空に、薄明光線が出現していた。

8月27日の朝の空。海の向こうに種子島が見える。東に薄明光線が出現していた。薄明光線は、天使の梯子などとも呼ばれる。薄明光線が出現している際は、反対側の空に反薄明光線という現象が発生することもあるらしい

 

朝日に照らされた部分とそうではない部分が、不気味なほど綺麗に分かれていたのを記憶している。本では、「天が割れているかのよう」と表現していた。私もまさしくそう感じた。

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