2023年2月18日(土)、午前3時半に起きた。友人とともにレンタカーに乗って、荒川登山口を訪れた。登山口と縄文杉の間を歩いて往復した。私としては昨年8月以来、2度目の縄文杉登山だ。
今回驚いたのは、登山口を出発したときに空が真っ暗だったことだ。前回の登山ではヘッドライトを使わなかったが、今日は欠かせなかった。
日の出時刻の少し前から、鳥が鳴きはじめた。特に、ミソサザイの複雑なさえずりが目立っていた。私は登山中、ミソサザイらしき茶色い体を一度だけ目撃できた。
この時期特有の植物も発見した。道端に落ちていたのは、椿の赤い花。斜面には極小の白い花が咲いていた。屋久島の固有種オオゴカヨウオウレンだろうか。遠くから見ると星屑のようだった。
私と友人は縄文杉を眺めて、15時過ぎに登山口に戻った。自宅で仮眠をとった後、深夜にドライブした。
向かった先は、島南部の「平内海中温泉」。その名の通り、海から湧き出ているこの温泉は、干潮時刻の前後だけ入浴できる。私と友人が訪れた24時ごろ、周囲は真っ暗だった。私達以外にも数人が入浴していたが、顔はほとんど見えなかった。