【294日目】船で福岡から神奈川へ

2023年2月28日(火)、午前7時に起きた。1日の大半を海上で過ごした。

 

行程は次の通り。昨日の22時すぎ、福岡県の小倉駅前でバスに乗った。23時ごろ新門司港に到着し、フェリーに乗り込んだ。今日の午前0時手前に新門司港を出発し、20時50分ごろ神奈川県の横須賀港に着いた。横須賀中央駅から電車を乗り継ぎ、横浜の実家に帰った。

新門司港のフェリー乗り場

 

この船は、東京九州フェリーが2021年7月から運航している。運航日は平日と土曜日。福岡行きの便と神奈川行きの便が、1日に1便ずつ出ている。

フェリーの通過ポイント

 

私は、運賃の安さにひかれて、このフェリーを利用した。最も安い客室「ツーリストA」の料金は1万2000円。この客室は大部屋だ。1人当たりの占有スペースやベッド同士の距離は、一般的なカプセルホテルよりもゆとりがあった。

私が泊まったツーリストAの客室には、写真のような寝台が10個あった

 

ベッドに寝そべると、船の振動が背中に伝わる。機械による細かな振動と、波による大きな揺れだ。

 

揺れや音に敏感な私だが、今日はぐっすり眠ることができた。旅の疲れが溜まっていたことに加えて、周りに誰もいなかったことが幸いした。

 

フェリーは、レストランや大浴場、露天風呂を備えている。夜、露天風呂に入ると波の音が聴こえ、遠くに街の灯りが見えた。船内ではこのほかに、カラオケや映画を楽しむこともできたそうだ。

船のエントランスは3層の吹き抜け
フェリーの共用スペース

 

船の後方にテラスがある。夕方には乗客がぞろぞろと集まり、水平線に沈む夕日を眺めていた。室内の窓からは、富士山がうっすらと確認できた。

夕暮れ時のテラス。テラスの隣(写真右側)にレストランがある
テラスから見た夕日
窓から見えた富士山

 

私の確認した限り、乗客は合計で50人以上いたと思う。中高年の友人グループ、家族連れ、若いカップルのほか、トラックの運転手なども利用していたようだ。

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