2023年3月8日(水)の日本時間午前3時(現地時間7日午前10時)、カナダのバンクーバー国際空港に着いた。空港に半日ほど滞在し、トロント行きの便を待った。建物内を散策したり、搭乗ゲート付近で仮眠をとったりして時間を潰した。
多くの空港利用者が水筒を持ち歩き、補給場所で水を入れていた。私も水筒を持って行くべきだった。水のペットボトルを1本買うために、売店で300円以上も使ってしまった。
空港のフードコートで注文した麺も高かった。チップを含めて2000円以上かかった。
麺をめぐっては、費用以外の面でも海外の洗礼を浴びた。注文する際、店員がソースの味を尋ねてきたが、私はうまく返答できなかった。もじもじしている私を見かねた店員は、「テリヤキソースにする?」と提案してくれた。
私は店員の提案を受け入れた。テリヤキソースの麺は、とても塩っぱかった。きっと現地の方々が好む味なのだろう。
トロントの審査官
8日15時(現地時間7日22時)すぎ、バンクーバーを発った。約4時間後、カナダのトロント・ピアソン国際空港に到着。アメリカ行きの便を待つため、空港に4時間ほど滞在した。
トロント・ピアソン国際空港に着いた後、審査を受けた。私はその目的をいまいち分かっていなかったが、アメリカへの入国審査だったのだろう。
審査官は私の指紋を撮影した後、アメリカ渡航の目的を質問した。私が「WBCを見に行くため」と答えると、これまで仏頂面だった審査官は態度が一変。「素晴らしい!大谷!」と興奮気味に話していた。
審査官自身は、ドミニカ共和国の方だという。私は「ドミニカも強いよね」と伝えたかったが、英語力が足りず、言葉が出てこなかった。
マイアミから電車で移動
8日23時半(現地時間8日午前9時半)すぎ、トロントを出発。8日26時半(現地時間8日午前12時半)ごろ、アメリカのマイアミに到着した。
マイアミ国際空港での審査をなく、スムーズに事が運んだ。幸いにも、全乗客のなかで一番初めに預け荷物を受け取ることができた。
空港からの行程は次の通り。まず、「MIA Mover」という列車でマイアミ国際空港駅に移動した。運賃はなく、空港から数分で着いた。マイアミ国際空港駅で別の列車に乗り継ぎ、ガバメント・センター(Government Center)駅に向かった。運賃は2.25ドルだった。
駅から宿泊場所まで、スーツケースを引きずりながら歩いた。宿に着いたのは8日29時半(現地時間8日15時半)ごろ。成田空港を出発してから、約35時間が経過していた。