【311日目】プエルトリコが大会を去る

2023年3月17日(金)の現地時間正午に起床した。今日から再び、マイアミでWBCが始まる。ここからは、負けたら終わりのトーナメント戦。今日の一戦は、メキシコ対プエルトリコだ。

 

プエルトリコが試合の主導権を握った。1回表、バイエズ選手とロサリオ選手の連続ホームランなどで4点を先制した。バイエズ選手のホームランがカッコ良かった。プエルトリコ先発のストローマン投手は普段通りの、小気味よい投球を披露した。

プエルトリコのバイエズ選手が2ランホームランを放った場面

 

だが最終的に勝利したのは、メキシコだ。7回裏、パレデス選手の2点タイムリーヒットなどで3点を挙げて逆転した。2回以降に追加点を許さなかった投手陣、そして好守を見せたレフトのアロサレーナ選手も素晴らしかった。

パレデス選手が2点タイムリーヒットを放ち、メキシコが同点に追いついた場面

 

プエルトリコとしては、中継ぎのアレクシス・ディアス投手が誤算だった。一昨日負傷したエドウィン・ディアス投手の弟だ。兄の登場曲でマウンドに上がったところまでは感動的だったが、肝心のピッチングでは逆転を許すきっかけをつくってしまった。

 

観客の半数以上がプエルトリコを応援していた。メキシコのファンたちは当初おとなしかったが、チームが優勢になるにつれて元気になった。私の周りでは、「プエルトリコ!」や「バモ!メヒコ!」という熱い声援が飛び交っていた。

 

試合後、覆面のメキシコサポーターがプエルトリコのファンと握手していた。私も、そのメキシコサポーターの男性に「おめでとう!」と声をかけ、握手した。その男性とは、帰り際にもう一度会い、サムズアップポーズをしてくれた。

 

今日でプエルトリコが大会を去ることになった。リンドーア選手などのスター選手や、大会を盛り上げた観客たちにもう会えないと思うと寂しい。今日の試合後もプエルトリコのサポーターが合唱していた。お祭り騒ぎの影響で、帰宅する人の列がなかなか進まなかった。

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