2023年3月25日(土)の現地時間午前9時半に起床した。散歩に出たのは午前11時から。キューバ系移民の街「リトルハバナ」を歩いた。宿があるリトルハバナ東部だけでなく、この地区の中央部や西部も巡った。
中央部や西部は、宿の周辺と似た雰囲気だった。街を歩いている人は基本的に、スペイン語を喋っていた。街に立つレストランは、中南米系の店ばかりだ。
私はホンジュラス料理店に入った。お腹が空いたタイミングで偶然目に入ったのが、その店だった。ホンジュラス料理についての知識が全くない私は、何を注文すべきか分からなかった。メニューに写真が載っていないため、余計困った。
やむを得ず、店員に「ポピュラーな料理は何ですか?」と尋ねた。いくつか挙げてもらった候補のうち、ビーフを使っているものを注文した。
料理の名前は「Lomo Saltado」。フライドポテトと焼いた牛肉、それにトマトとたまねぎがまざり合っていた。日本にはない独特の風味で、美味しかった。量はとても多い。私は半分しか食べることができなかった。
リトルハバナを抜けて、本屋を目指した。店の名前は「Barnes & Noble」。アメリカ全土で展開している書店チェーンだそうだ。
2種類のスポーツ雑誌を購入した。雑誌の名前は、「Baseball America」と「Sports Illustrated」。あらゆる商品の価格が高いアメリカだが、これらの雑誌はさほど高くない。どちらも10ドル前後だ。
店内の本を眺めるだけでも、十分面白かった。興味深かったのは、漫画コーナーが充実していたことだ。「進撃の巨人」、「ONE PIECE」、「ワンパンマン」、「ハイキュー!!」、「古見さんは、コミュ症です。」など、日本の漫画を数多く販売していた。
もう1つ特徴的だったのは、自己啓発本についてだ。日本の書店と違い、そうした本は目立たない場所に陳列されていた。私は店内を歩きまわるなかで、「IKIGAI」という本を見つけ、やっと自己啓発本の棚にたどり着くことができた。
宿までの帰りは、バスを利用した。オレンジと緑の外装が特徴的な、「Miami Trolley」という無料バスだ。車内はほどよく冷房が効き、快適だった。