2023年4月6日(木)、午前7時に起床した。鹿児島の天気は大雨。宿を出た私はずぶ濡れになりながら、フェリー乗り場まで歩いた。屋久島行きのフェリーの入り口には、「条件付きの運行」と書かれていた。海上のしけによって、運行途中で引き返す恐れがあるという。
船は定刻の午前8時半をやや過ぎて、鹿児島市を出発した。それからしばらくして、私は大盛りのうどんを食べた。船内で貸し出している漫画「スラムダンク」の1〜3巻を読んだ後、ソファーで寝た。
午前11時半ごろに目覚めてからが大変だった。船体がかなり揺れていることに気付き、気分が悪くなり始めた。船酔いの対処法を調べようと思ったが、携帯電話の電波がつながらず、調べることができなかった。
正午ごろから屋久島に着く直前まで、1時間ほどトイレの個室で過ごした。10分おきくらいに4回吐いた。4回のうち前半はうどんが出て、後半は胃の中にほとんど何も残っておらず、得体の知れないものが出てきた。
条件付き運行のなか、屋久島にたどり着けたことは運が良かったが、海が荒れていることの悪影響もしっかり被った。