2023年7月13日(木)、午前1時半に起きた。午前2時ごろから、父と一緒に車で出かけた。大川の滝で星を眺めた後、淀川登山口に向かった。日本百名山の1つである、宮之浦岳に登るためだ。
宮之浦岳は標高1936m。九州最高峰だ。私は単独で登る勇気がなかったので、父が来ているこのタイミングで、2人で登ることにした。
私たちは淀川登山口を午前5時45分ごろに出発。行程の序盤は歩きやすかったが、次第に険しい道が続くようになった。正午手前、宮之浦岳の頂上に着いた。往路と同じ道を下り、淀川登山口に戻ったのは18時手前ごろだった。
見所はたくさんあった。黄緑色の山肌や、数々の巨岩。日本最南端の高層湿原「花之江河」は、心地よい休憩スポットだった。斜光が差し込んだ淀川には、神秘的な雰囲気が漂っていた。
日帰りで登頂できたのは、いまの時期だからこそだ。日没の時間が遅く、余裕をもって下山できた。天気にも恵まれた。気温は海岸部より涼しく、長袖1枚でちょうどよかった。