2024年2月4日(日)、15時半に起きた。雨が降っていたので、散歩には出なかった。天気予報では曇りとなっていたはずなのだが。
図書室から借りている本を読んだ。本のタイトルは「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」で、著者は川上和人さんだ。
作中にこんな一文がある。「ウグイスは、日本人のソウルバードである。北海道から花札まで広く分布し、ホーホケキョと親しまれている」。こうした脱力系の文章が続くおかげで、一読者としては面白おかしく読むことができた。
基本的には、鳥の研究をめぐる話題が続く。取り上げる鳥の種類は様々で、内容も多岐にわたる。フィールドワークでの体験談のほかに、論文執筆やプレスリリースをめぐる裏話もあり、鳥類学者である著者のリアルな日常が垣間見える。
調査の舞台として、離島が多く登場する。著者の主な調査地が小笠原諸島だからだ。屋久島で島の魅力を知った私としては、この本を読み、「島はいいよなー」と改めて思った。