2022年5月23日(月)、7時半に起床してゴミ袋を収集所に出した。島に来てから初めて、収集所へ持って行った。後で確認すると、無事回収されていた。良かった。
屋久島では、燃えるごみやプラスチックごみ、生ごみ、ペットボトルなどに分別する必要がある。分別が苦になるほど細分化されているわけではない。
ゴミ袋を出すことに全力を注いだ反動で、二度寝をしてしまった。ニートには縛るものがないのだ。目をさましたのは午前12時半だった。「ヨーグルト・わかめスープ・乾燥させた飛び魚・味がついた食パン」という、いつもの朝ごはんのメニューを13時に食べた。
午後は外出した。いつものように宮之浦川の橋を渡っている間、つい「おっ」と声が出てしまった。見たこともない巨大な一匹の亀が水面をのっそりと泳いでいたのだ。
「あの有名なウミガメなのか?」。周りの人に聞いてみたかったが、誰もいなかった。
銀行と郵便局で所用を済ませた後、宮之浦にある図書館を訪れた。ゆっくりと本を読みたかったが、残念。今日は閉館日だった。
こうなれば、散歩しかやることがない。今まで行ったことのない、宮之浦の北側へ向かうことにした。
当初は、30分くらい歩いて宮之浦に戻ろうと思ったが、結局引き返すことなく2時間も歩いていた。太陽が雲に隠れて歩きやすかったからだろう。アップダウンもそこまで激しくなかった。それに、宮之浦の北側は体感で2、3℃気温が低かった。理由はよく分からないし、あくまで体感だが。
宮之浦から8kmほど離れた志戸子という集落にたどり着くまで、人が住んでいる気配はほとんど感じなかった。ちなみに、屋久島町のパンフレットによると志戸子の人口は296人。宮之浦の2817人と比べるとこぢんまりとした地区だ。
志戸子では、名所の「志戸子ガジュマル公園」を訪れた。ここにあった看板によると、ガジュマルは熱帯産のイチジクの仲間で、屋久島が分布の北限。幹から多数の気根が垂れて、土着し、どれが元の幹か気根か区別できないようになるとのことだ。
気根が垂れるガジュマルの木は、異様で、もはや神々しい。
園内は、ガジュマルのほか、名前を聞いたことない樹木が繁っており、迷路のようになっていた。途中、出口に辿り着けるのか不安になったほどだ。
志戸子からの帰り道はバスを使った。宮之浦まで10分程度しかかからず、往路と比べると呆気なかった。
晩御飯はオムライス。前日の親子丼と材料がほとんど変わらないので作った。残念ながら、あまり美味しくできなかった。
晩御飯のお供は、EXITのオールナイトニッポンX。聴くのは6回目だったが、それでも面白さは変わらぬままだった。