【14日目】晩御飯のお供は読書

2022年5月24日(火)、7時50分に起床した。昨晩はなかなか寝付けず、ラジオをずっと聴いていた。聴いていたのは、ニッポン放送でナイツがやっている「ザ・ラジオショー」。爆笑問題がゲストの回だ。当然面白かった。この番組は、父親もよく聴いている。横浜にいた頃は、面白かった回の感想を共有していたものだ。

 

ゴミを出すために一旦起きたが、なおも眠い。二度寝をした後、起きたのは11時50分だった。昼ご飯を食べた後は、宮之浦を散歩した。川沿いの道を歩き、図書館に向かった。

宮之浦川沿いの散歩道。この道の近くに、図書室が立っている
宮之浦川にいた魚。鯉よりもやや小さい

 

図書館の名前は、「宮之浦図書室」。学校の教室ほどの広さだろうか、こぢんまりとした部屋に本棚が並んでいる。

 

料理や子育て、健康に関する本が多かった。人気小説家の作品も多く並べられており、予約なしで読めるようだった。一方、自己啓発や資格取得、スポーツに関する本は少なめ。自分が好んで読んでいたスポーツ関連の雑誌も見当たらなかった。

 

本探しは、友達探しと似ていると思った。本も人も、名前や外見だけではどんな中身か分からないが、なんとなくの感覚を頼りに、手にとったり、話しかけたりするしかない。手にとった本をパラパラとめくり、腰を据えて読むかどうか決める過程も、初対面の人と探り探り話すときの感触に似ている。

 

くどくどと訳の分からないことを述べたが、何を思っているかというと、本だけじゃなくて友達も探したい、ということだ。

 

レシピ本4冊、屋久島の自然に関する本5冊を借りることにした。受付に向かう最中、棚にあった松本人志さんの本が目に入った。多くのお笑い芸人が読んでいるという、「遺書」という本だ。これも加えて、計10冊を借りた。

 

帰ってからは、遺書をずっと読んでいた。晩御飯の間も読んでいた。それほど夢中に読める、面白い本だった。

 

ズバズバと物を言う時代がかつてあったのだと、歴史書を読んでいる感覚になった。それもそのはず、第1刷発行は1994年10月5日と記されている。自分と同い年なのだ。

 

久々にラジオ以外の娯楽に触れた。本は時間制限がなくて良いなと思った。面白く読みやすければ、あっという間に終わる。逆もまた然り。

 

まるで野球観戦のようだと感じた。この娯楽も時間制限がないからだ。守備のテンポが良くてあっという間に終わる試合もあれば、両チームが残塁を積み重ねて長引く試合もある。ラジオやアメフトのようにタイムアップがある娯楽も楽しいが、本や野球も楽しいし贅沢だ。

今日の宮之浦川。13時16分に撮影

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