2022年5月26日(木)、11時に起床した。昨日の晩御飯の残りを食べる。昨日読んだ本にならい、緑茶も作った。
午後は、読書をした。数冊目を通したなかで、「屋久島自然観察ガイド」という本が面白かった。屋久杉だけでなく、山や里、海で観察できる花や樹木を幅広く取り上げているからだ。
著者は、日下田紀三さん。NHKを辞めた後、屋久島に移住した方らしい。
読書の後は、宮之浦を散歩した。
散歩の間は、J-WAVEでやっている「TOKIO HOT 100」を聴いていた。MAN WITH A MISSIONのジャン・ケン・ジョニーさんがゲストだった。
面白かったのは、ジャン・ケン・ジョニーさんが1人でラジオを進行するのが難しいと話していた場面。複数人であれば会話形式で話せるが、1人だとそうはいかないからだ。
ナビゲーターのクリス・ペプラーさんはそれに対し、「他の人が聞いていないと思い込むことで楽になる」と答えていた。TOKIO HOT 100のような長時間番組を1人でこなし続けているクリスさんの言葉には説得力があった。
散歩の途中で図書室に寄って、5冊の本を借りた。そのうち、「はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで」という本に目を通した。石田仁さんという人が書いた本で、2019年に初版が発行されている。
興味深かったのは、ボーイズ・ラブ、いわゆるBLに関する章だ。この章によると、「なぜ書き手や読み手がBLを好むのか」といったテーマが、BL関連の研究のトレンドだった時期があるらしい。
「なぜ」という問いは、BL好きに対するネガティブなイメージを招くという。なぜBLが好きなのか問うことはあっても、好きではない理由を聞くことはほとんどないことから、BL好きを特殊で逸脱したものとみなすことになるからだ。
このテーマに限らず、「なぜ好きなのか?」という質問は、他者と自分の距離を置くことにつながるのかなと思った。おそらく、自分もこのような質問を沢山してきただろう。これからは気を付けよう。
この本では、BL関連の研究のトレンドが、「なぜ」から「どのように」といった問いに移行していったとある。残念ながら、素人の私には、「どのように」の問いを立てた研究について、具体的な内容を読み取ることはできなかった。
晩御飯は、カレーを食べた。今まで作った料理のなかで一番美味しかった。豚肉とピーマン、玉ねぎ、にんじんを入れた。蒲鉾も使った。タンパク質が摂れるし、なにより、スーパーで安売りされていた。一方、カレーの定番であるジャガイモは使わなかった。皮を剥く作業が面倒だからだ。
洗い物の間、例の巨大グモと再会した。しかも2匹。どうりで頻繁に会うのは、そういうことだったのか。夫婦なのかな。別の棲み家を見つけてほしいと、切に願う。