2022年9月10日(土)、午前5時に目が覚めた。朝、ピストルやマイクの音が外から聞こえてきた。音の発信源は、屋久島高校で開催していた体育祭のようだ。個人的に、体育祭の季節と言えば春もしくは秋のイメージがあったので、9月上旬に実施するのは意外だった。
散歩に出たのは、13時半ごろから。屋久島高校の周辺や、宮之浦川沿いを歩いた。体育祭中の高校生が熱中症にならないか、勝手に心配になるほど暑い1日だった。
4時間以上歩いた成果として、2つの発見があった。
1つ目は鳥について。宮之浦川沿いの森で、1羽の小鳥を発見した。羽や顔の色が、周囲の樹皮に溶け込んでいた。顎から腹にかけては白く、胸には斑紋があるように見えた。
体の形・大きさなどは、昨日見つけた鳥と似ている。ただし、昨日見た鳥も今回の鳥も、種類が特定できていない。共にヒタキ科の一種だろう、という段階で止まっている。困った。
2つ目の発見は、川について。鳥を目撃した場所の奥に、森の外へと続く道を見つけた。奥へ進むと、宮之浦川の河原に出た。この川の中流域を間近で眺めるのは初めてだ。水は緑色に輝き、息をのむほど美しかった。