2022年6月15日(水)、午前6時半に目が覚めた。雨が降っていない朝は、久しぶりな気がする。さらに、1週間ほど窓に張り付き続けていた巨大グモが、ようやくいなくなっていた。これで全ての窓を開け放つことができる。
午前中は部屋中の湿気を追い出し、午後から外出した。まず向かったのは、100円ショップ。当初予定していた日用品だけでなく、虫取り網、万歩計、スマートフォン対応の三脚なども購入した。100円ショップで商品を眺めていると、購入意欲が自然と高まってしまう。
次に向かったのは、図書室。江川達也さんの漫画「日露戦争物語」を読んでいる影響で、司馬遼太郎さんの作品も読みたくなったからだ。「坂の上の雲」の1巻などを借りた。この長編歴史小説を読もうと気軽に思えるのは、ニートの特権かもしれない。
散歩の締めくくりとして、先ほど買った三脚を早速使い、タイムラプス動画を撮影することにした。良さげな撮影場所を探し歩くこと、およそ30分。宮之浦川の岸辺に三脚を立てた。そこであれば、人や車、鳥、水、雲の動きをまとめて撮ることができそうだったからだ。
17時手前から撮影を開始。およそ40分間、スマホに撮影を任せ、本を読んだり、ぼんやり景色を眺めたりして過ごした。画面にぎりぎり映らない場所では、消防士と思しき男性がジョギングし続けていた。のどかな風景のなかで、オレンジ色のズボンが目立って見えた。
タイムラプス動画は、初めてにしては上々の出来だったと思う。景色を眺めている間は気付かなかったが、山の中腹あたりに漂っていた雲が時間とともに変化し、そのおかげで「タイムラプスらしさ」のある動画になったからだ。
今後も、場所や時間帯を変えて、タイムラプスに挑戦したい。ニートを正当化するつもりはないが、タイムラプスのような時間がかかる趣味に取り組めるのは、ニートの特権だと思う。