2022年7月1日(金)、午前5時に目が覚めた。久しぶりに宮之浦地区を飛び出し、プチ旅行を楽しんだ。向かった先は、屋久島南部の尾之間地区。観光名所である千尋の滝などを訪れた。
尾之間を訪れた目的は、農協で収入証紙を購入するためだ。新しいパスポートを受け取る際に必要な、この証紙。宮之浦から比較的近い安房地区でも販売しているが、せっかくなので、訪れたことのない尾之間で買うことにした。
8時半すぎに宮之浦を出た。1時間ほどバスに揺られ、尾之間に立つJRホテル屋久島のバス停に着いた。
私にとって所縁のあるホテルだ。小学生時代、修学旅行で屋久島を訪れた際、ここに泊まったからだ。当時、高級なホテルに泊まった経験がなく、JRホテル屋久島の部屋の綺麗さに驚いた。はしゃいだ友達が庇の上に乗って、先生に叱られていたことも記憶している。
ここから農協までは歩いて5分ほどだ。到着早々、用事を済ませた。
その後、千尋の滝を目指し、5kmほど歩いた。照りつける太陽、登りっぱなしの道、サルがいるかもしれないという緊張感。色々な要素が私の体力・気力を奪っていった。実際、森の中で、1匹のサルと目が合った。とても驚いた。サルとの遭遇は、島に来て2度目だ。いつか慣れる日が来るのだろうか。
千尋の滝の展望台に着いた。真っ白な滝、黒い岩壁、真緑の深い森。どれをとっても迫力満点だった。上空では雲がせわしなく動き、谷間に影を落としていた。
その後、海岸近くまで下りて、トローキの滝という観光名所を訪れた。滝が直接海に注ぎ落ちていた。海と山が近い、屋久島らしい光景だと感じた。
トローキの滝を見終えたのは、15時手前。散歩の時間はたっぷり余っていたが、バスで宮之浦に引き返すことにした。心身ともに疲れ切っていたからだ。昼ご飯を食べて休憩すれば、散歩を続行できたかもしれない。だが、近くの飲食店はすでに今日の営業を終えていた。
バスに乗り込んだ。車内には、小学生しか乗っていなかった。その数、10人弱。宮之浦の小学生と違い、私服を着ていた。帽子の色は、黄、赤、白と、子供によって違う。一部の小学生が下車した。残った子供達は、「●●くん、バイバーイ」と叫んでいた。
昼食兼夕食は、インスタントラーメン。今日の食事の栄養価は次の通りだ。タンパク質が48.3g、カルシウムが482.5mg、鉄分が6.5mg、亜鉛が5.9mg、銅が0.78mg、ビタミンAが919μg、ビタミンB2が0.79mg、ビタミンB6が1.4mg、ビタミンB12が2.6μg、ビタミンCが102mg、ビタミンDが3.4μg、食物繊維が20.75g。鶏肉を食べなかったので、タンパク質やビタミンB2の摂取量がとても少なかった。