2023年3月19日(日)の現地時間正午に起床した。今日観戦するのは、アメリカ対キューバの試合だ。決勝進出をかけた一戦は、アメリカが14対2で圧勝した。
先制したのはキューバだった。1回表、無死満塁のチャンスをつくり、押し出し四球で1点を先制した。アメリカの先発・ウェインライト投手は、ベテランらしからぬ浮き足立った立ち上がりだった。
結局、キューバの見せ場はこのイニングのみ。1回裏、ゴールドシュミット選手の2ランホームランでアメリカがあっさり逆転した。その後もターナー選手に2本のホームランが飛び出すなど、アメリカの一方的な展開になった。
観客の数としては、アメリカもキューバも同じくらいだった。試合展開の影響で、途中からはアメリカの応援が優勢になった。
点差が大きく開いたことで、球場から緊張感が消えた。選手のプレーよりも、グラウンドに乱入した観客の方が目立っていた。
プエルトリコやベネズエラと比べると、アメリカやキューバの観客はおとなしかった。特に、イニング間の雰囲気が違う。プエルトリコやベネズエラのファンは音楽に合わせて踊ったり歌ったりしているが、今日の試合はそのような人が少なかった。
人のノリの良さに加えて、ラテン音楽の影響を感じる。プエルトリコやベネズエラの試合で流れていたラテン音楽は、踊りやすい陽気な曲ばかりだった。
1次ラウンドの試合と違い、今日は球場で日本人をちらほら見かけた。私の隣に座った観客も、日本人だった。アメリカ留学中の学生だという。試合中、デスパイネ選手やモイネロ選手など、日本になじみのある選手を応援していた。